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光害地で天体撮影(M31アンドロメダ座大銀河、M42オリオン座大星雲) [天体観測]

製作したバーティノフマスクで、ピント合わせが確実に出来るようになったので、 一般撮影に使っていた、「AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D」レンズを初めて天体へ向け、光害地で短時間露光+複数枚コンポジットよる撮影をしてみました。

M31 (NGC224) 銀河 (アンドロメダ座大銀河)
赤経 00h42m42.0s 赤緯 +41゚16'00" (J2000) 光度 3.5等 視直径 178.0'
blog0353.jpg
2021/01/08 21h11m~
Nikon D50 AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D(300mmf/5.6)
ISO1600 平均46秒×23枚(総露出17分34秒) トリミング画角4.6°


M42 (NGC1976) 散光星雲 (オリオン座大星雲)
赤経 05h35m13.8s 赤緯 -05゚24'25" (J2000) 光度 4.0等 視直径 66.0'
blog0354.jpg
2021/01/08 22h13m~
Nikon D50 AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D(300mmf/5.6)
ISO1600 平均61秒×16枚(総露出16分15秒) トリミング画角4.4°

う~ん、盛大な軸上色収差!、コマ収差!

ED(特殊低分散)ガラスのレンズなら大丈夫だと思い、絞らずに撮影してみたけどこんなに出るものなのでしょうか?銀塩用設計のEDズームはこの程度が普通?
2段ぐらい絞れば少しはマシになるかも知れませんが、焦点距離300mmでF11ともなれば今度は赤道儀の追尾精度の方が心配。どうしたものか。

ところで、光害地では空が明るいので長時間露光での撮影はできませんが、撮影枚数を増やして総露出時間を長くすることにより、それなりの天体画像を仕上げることができるようなので、寒い中、頑張ってたくさんの枚数撮りました。10年以上前のNikon D50はインターバル撮影など出来ません!辛いです。
ところが普段から、天体を確認する目的でモノクロ撮影している私にとってはカラー画像処理が大変難しく感じ、散々カラーバランスで悩んでしまいました。
結局、いろいろと弄りまわした挙句、「あまり弄らないほうが綺麗」という結論に至り、なんとか背景をグレーっぽくして、レベル調整とトーンカーブ調整をしたぐらいで済ませました。(正直、面倒くさくなった)

それでも光害地で、この程度でも写れば嬉しいので、今後はもう少し、レンズの選択や設定、画像処理のやり方を検討していこうと思います。


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