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光害地で天体撮影19(M8干潟星雲・M20三裂星雲) [天体観測]

5月4日は雲の出現もほとんどなく、この時期としては撮影に適しているのではないかと思い、深夜にいて座の干潟星雲を狙ってみました。
ただ、春特有の霞がかかって透明度がよくなく、4等星の星も見えなかったので、天体の導入に手こずりました。結果、撮影開始が予定より30分遅れてしまいました。

M8 (NGC6523) 散光星雲 (干潟星雲)
赤経 18h03m52.7s 赤緯 -24゚21'56" (J2000) 光度 5.8等 視直径 90.0'
M20 (NGC6514) 散光星雲 (三裂星雲)
赤経 18h02m28.8s 赤緯 -22゚58'49" (J2000) 光度 6.3等 視直径 29.0'
blog0453n.jpg
2024/05/04 01h46m~
Nikon D50 AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D(300mmf/5.6)
L41+STARRY NIGHT Filter
ISO800 178秒×8枚(総露出23分44秒) トリミング画角5.0°

高度30°以下の低空は大気の影響をうけやすく透明度が悪いため、光害の影響も強烈となります。
モニターを見てもほとんど星が写っている感じがしませんでしたので、2枚目を撮影した時点で撤収しようと思いましたが、どうせ今日は仕事が休みなのでダメもとでそのままタイマリモコンを3分にセットして室内に戻りました。
月齢25の月が昇ってくる頃になって撤収するために戻ると、なんとレンズフィルターが夜露で曇っているという残念な状態になっていました。
後でDSSのスコアで確認すると13枚撮影中、8枚は夜露でダメになっていました。
トラブル続きで気分は萎えましたが、まともな5枚と、何とか使えそうな3枚の計8枚のみで画像処理を試みたところ、ノイズは多いですが、予想外に星雲を炙り出すことが出来ましたので良かったです。


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